2016年07月16日

平成28年度女性委員会オリエンテーションの報告        河合ふみこ

 平成28度のオリエンテーションは、423()に名古屋テレビ塔(2階会議室)にて行われました。室内は二面ガラス張りで、久屋大通公園の新緑がやさしく目に入り、新しい委員や生後3か月の赤ちゃんも参加をしてくれましたので、始終、明るく和んだ雰囲気に包まれていました。会議では、事前アンケートをもとに、今年度の予定事業内容について話し合い、研修会などを毎月開催できるほどのたくさんのいい意見が集まり、出席委員のみなさんもやってみたいことが数多くあるようでした。充実した女性委員会の活動になりそうです。

 オリエンテーションの後の懇親会は、テレビ塔を上空から眺められる近くの中華料理店で行われました。自己紹介に始まり、おいしい料理を頂き、最近はまっていることの発表もありました。みなさんお忙しい中でも、時間を見つけて何かいろいろなことをしているんだなぁと感心しました。私自身は特に思い出すことができず、もう少し余裕を持って生活したいなぁと反省してしました。委員会の大先輩や委員外の女性会員も参加され、興味深いお話を聞くことができ、有意義な時間を過ごすことができました。

 おいしい料理を食べた後はテレビ塔に戻り、登録文化財としての見学会のスタートです。普段は見られない地下機械室やNHK等の旧アナログ放送室を見せて頂けるということで、とても楽しみにしていました。テレビ塔()常務に解説と案内をして頂きました。テレビ塔の歴史、現在の耐震性や改修に伴い工作物から建築物になる等、道路・都市公園上の立地も含め、ソフト・ハードの様々な問題があることなどをわかりやすく説明して頂きました。地下室に建設当初からある非常用電源はまだ現役でした。テレビ塔の使用鋼材も古くても強度が高いそうで、シンプルなしみ・組成の耐用年数の長さにも魅せられました。

 以前、私はテレビ塔の見える家に住んでいました。テレビ塔にはとても親しみがあり、無くなってほしくない工作物・建築物です。当日は、地上でアイドルのイベントが開かれ、4階のレストランでは結婚式が行われていました。これからもテレビ塔が親しまれ、活用され続けていくことを願います。そして、改めて、女性委員会も私も、「まち」にとっての親しみのある存在でありたいなぁと、つくづく感じさせられました。

423TV塔説明 TV塔会議室風景.jpgH280423オリエンテーションテレビ塔見学会 若山常務.jpg


posted by afa at 23:06| 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月10日

わたしらしい住まいづくりセミナー                                                  「つながりを生み出す家と街〜第四の消費時代から考える〜」報告       近藤万記子

 「ソーシャル・アーキテクト」とは何だろう?


そんなことを考えていた時に、このセミナーの企画が女性委員会から持ち上がった。社会デザイン研究者の三浦展氏の話を聞き、我々建築士のこれからのヒントになればという主旨で企画が進んでいた。三浦氏の著書タイトルをみれば「これから日本のためにシェアの話をしよう」「東京は郊外からきえていく」「日本人はこれから何を買うのか?」「第四の消費」「下流社会」…。ソーシャルとアーキテクトのこれからを考えていた私にとっても渡りに船だった。


 当日も盛況のうちにセミナーが始まった。高齢化社会になるから未来はただ不安と思っていっていたら大間違い。1人の若者が3人の高齢者を支える超福祉社会ではなく、3人の高齢者が1人の若者を支えるシェア社会が目前なのだという。74歳まで働く社会となれば、高齢化社会でもソフトランディングできると三浦氏に提示されても、内心は勘弁してほしいと思う。しかし人口構成は変わるはずなければ、これが現実化していくのだろう。


 世代間のシェアもあるが、根本的に私有しなくてもいいものはシェアで済ませるという「第四の消費社会」にすでに時代は突入しているようだ。三浦氏によると、マイホーム一戸建てにみられる私有消費から時間、空間、モノ、コトをシェアする場所をつくることが、これからの消費社会への対応になるということだ。ではどうすればいいのか。具体例も紹介していただいた。

 8件ほどの実例紹介のうち、空室がちな64戸をシェアハウスみたいに仕様変更して人気物件にした例「メゾン青樹ロイヤルアネックス」と、テレビなどでも度々紹介される「Share金沢」が魅力的だった。Share金沢はサービス付き高齢者住宅、福祉入所施設、天然温泉、飲食店、美大大学生の部屋等々が気持ちよく配置された街(11000坪の敷地)で ここの住民だけでなく地域住民もまきこんだ街づくりと地域コミュニティが生まれていた。まさにソーシャル・アーキテクトの仕事の理想形だ。


 前述の紹介事例を目指すわけではないが、私たちの問題意識よりもはやく現実のニーズの方があり、かつ成功実現していることに勇気をもらった。セミナーを聞いて解答を得るわけではないが、問題意識と自覚はさらに強くなり(意識をシェアできたということで)、有意義なセミナーだったと思う。


 女性委員会ではこのようなセミナーと建築作品展示・活動展示、相談会活動を毎年行い、今年で第25回となった。25回分のイベントを振り返る展示もあり、委員会がいかに時代のニーズと真摯に向き合って、企画をしてきたかもよくわかった。今回のテーマがそうだったように。今後の女性委員会の活動も楽しみになった。


IMG_7538.jpg resize0050.jpg



resize0049.jpg 


posted by afa at 14:16| 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月09日

東海北陸ブロック後期愛知大会  池沼靖子

 平成28年2月20,21日、建築士会東海北陸ブロック会女性建築士協議会が愛知県で開催されました。今回は女性の単独開催となり、現在女性委員会立ち上げ準備中の静岡県にもご参加いただき、6県から計57名が出席しました。

 会場は名古屋都市センター11階まちづくり広場で、1日目は愛知の女性委員会が毎年開催している「わたしらしい住まいづくり」に参加していただきました。三浦展氏のセミナー聴講の後、愛知の女性建築士の作品・活動パネルをご見学いただき、「わたしらしい住まいづくり」25年のあゆみと愛知県産材を紹介したパネル等もご覧いただきました。懇親会ではブロック各県の皆さんと近況報告などをしながら交流を深めることができました。さらに座談会では建築士の仕事の変化、これからの可能性について各県で話し合い発表しました。

 2日目の会議では、各県の活動報告等を行いました。小学校での住教育出前授業や、デザイン・グリーン・環境といった他分野との交流講演会など、それぞれ独自の企画をしておられ、今後の活動の参考になりました。午後からはトヨタ産業技術記念館に移動し、近代日本のものづくり精神「近代化産業遺産」に触れる見学会を行いました。

 今回の大会のテーマは『すまいの未来を紡ぐ〜モノからコトへ〜』。モノづくりの創造精神・技術変遷を見学し、モノで溢れた社会にこれから求められるであろうコトとコトとのつながりについて考える。今後私たちに求められるものとは何なのか再確認する良い機会になったと思います。

P2200116[1].jpg IMG_4041[1].jpg 
懇親会                                     会議

IMG_4079[1].jpg
見学会


posted by afa at 11:46| 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月14日

神戸 研修バスの旅            山本 とし

2015年12月5日(土)名古屋駅前にバスから降りて、久々に心地よい疲れを感じた旅でした。 毎年のお楽しみ女性委員会のバス研修会の帰宅時です。最近活動にあまり参加していないので懐かしい皆さんにお会いできた事も相まって楽しい1日となりました。

IMG_3053.jpg  

行先は午前中に神戸市衝原にある「箱木千年家〈はこぎせんねんや〉住宅」でした。こちらは、ヘリテージの講義を聞いてぜひ訪問したいと思っていた日本最古と推定されている民家の1つです。外観は軒が低く屋根が非常に大きい為かなりの重厚感があり、母屋の建築当初から現存する柱には手斧(ちょうな)での仕上げが残り木漏れ日に黒光りして穏やかな空気と共に私達を迎えいれてくれ時代の流れを感じました。縁側に腰を下ろし昔の住人もこうしていたのだろうか?と空想してしまいました。

IMG_2024.jpg

午後は舞子公園で海の幸の昼食を頂き、時間の制限がある中で見学場所が満載でしたのであれも見たいこれも見たいと散漫になってしまい、結局舞子ホテルと旧木下家住宅の2か所を回る事しか出来ませんでした。

IMG_2029.jpg   IMG_2033.jpg

↑舞子ホテル                                      ↑舞子ホテル

IMG_2037.jpg  IMG_2072.jpg

↑舞子ホテル                                      ↑明石海峡大橋

IMG_2048.jpg  IMG_2062.jpg

↑旧木下家住宅                                    ↑旧木下家住宅

IMG_2050.jpg  IMG_2092.jpg

↑旧木下家住宅                                     ↑孫文記念館 

IMG_2086.jpg

↑旧武藤山治邸  

旧武藤山治邸・舞子海上プロムナード・孫文記念館・・・後ろ髪を曳かれながら次の竹中大工道具館へバスは発車しました。こちらは1984年に開館し、2014年秋に現地に移転されたそうです。JR山陽新幹線 新神戸駅より徒歩3分のアクセスにある、大工道具を民族遺産として後世に伝えていく事を目的としている博物館だそうです。

IMG_2103.jpg  

最近よく耳にする「日本のものづくり」日本人の内面に秘めた心遣いと美の世界がこちらで味わえるようですが、私はお土産の無垢の玩具が素敵すぎて思わず注目してしまい、購入してしまいました。(また機会があれば買ってしまうわね、きっと)時間を作って次回は舞子ホテルに宿泊して、今回見学出来なかった建物と共に明治天皇が愛した松林をゆっくり散策したいという目標が出来ました。研修委員会のスタッフの皆さん素敵な企画でしたね。 感謝します。

IMG_3100.jpg

posted by afa at 10:39| 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月13日

長屋リノベーション(漆喰塗り)体験に参加して               河口美智子

2015年11月14日(土)、築50年ほど経つ木造長屋のリノベーション現場で漆喰塗りを体験させて頂きました。参加者が幼児〜80代と幅広い年齢層なのは女性委員会のイベントだからでしょうか。

IMG_5559.jpg  IMG_5733.jpg

作業前に且ス喰九一さんからレクチャーを受けました。「壁材としての歴史が5000年以上と言われる漆喰の原料ってなに?」からはじまり、抗菌(有機物を分解する殺菌機能がある)・調湿(結露しにくい)・防火(不燃素材で構成された防火材)・防汚(静電気を溜めない為汚れが付着しにくい)・吸着(有機物を吸着分解)等の性能がある事と漆喰と珪藻土の違いをわかりやすく説明頂きました。

PB142650.jpg  IMG_5577.jpg

塗り方のコツと注意点としてアルカリ性が強く手荒れの原因にもなるので身体や衣服に付着した場合のケアの仕方も教わり、事前に下地処理が終わっている壁にマスキングして3種類の漆喰を部屋ごとに塗り分ける作業の開始です。

PB142646.jpg  PB142660.jpg

真剣な眼差しで思いのままに塗っている参加者に漆喰の感触をきいてみました。1種類目の「藁入り漆喰」鏝塗りはスポンジケーキにちょっと固い生クリームを塗っていく感覚。2種類目のクリーム状の「刷毛塗り漆喰」はアクリル絵の具を塗っている感覚。3種類目の「すぎのこ漆喰」鏝塗りは素材の扱いにちょっぴり慣れてきたせいか藁入り漆喰より柔らかく扱いやすい感覚という声でした。

PB142672.jpg  IMG_5614.jpg

感想をメモ書きしていたのでレポート提出があるのかと勘違いをされた学生さんもみえましたがレポート提出はありませんので安心して作業に集中して下さいね。(あるのはこの原稿の締切りです)

IMG_5601.jpg  IMG_5602.jpg

小雨まじりの曇天で換気の為に開口部も開け放していましたが、作業に没頭しているせいか寒さを感じる事はありませんでした。参加者の手際よさで作業後の清掃・後片付けまで予定時間内に終了しました。自ら関わる事により建物への愛着が増しメンテナンスについて考える一つのきっかけになったのではないかと思います。体験の場を提供下さった関係者の皆様ありがとうございました。

IMG_5649.jpg


posted by afa at 12:00| 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする