2018年10月31日

【活動報告】平成30年度 女性委員会講習会「栄養士から見た住まいの提案」を楽しく終えて  甲村伊津己

 本年度の女性委員会が掲げたテーマ『女性から見た生活学』と言うことで、
管理栄養士でスポーツ栄養コンディショニングアドバイザーの品川友美先生を講師にお迎えして、
9月23日愛知建築士会会議室にて「栄養士から見た住まいの提案」の講習会を参加者25名うち男性お1人と言う、黒1点の状態で開催しました。
 品川先生はお若いですが、2人のやんちゃ盛りの男子を育てながら管理栄養士として病院に勤務をされ多忙な日々を送られています。
住まいの提案では「家事楽」に繋がるLDKの在り方や、高気密高断熱住宅にも触れ、
食材を傷ませない涼しい場所の提案や、年中快適だからこそ体を動かしたくなる住宅の提案をされ、
人は汗をかくことが体温・自律神経の調節に不可欠で、家庭内でも運動不足の解消・お風呂に浸かる・食事は温かい物、辛味のある物、生姜などで代謝を上げて3食均等に食べることの大切さを話されました。
 生活リズムの整え方では朝日を浴びて脳のスイッチオン、プラス朝食の刺激で内臓スイッチオン
そして、体内時計をリセットする曜日を作ることを話され、
朝食は朝の忙しさで少し置き去りにしていた私ですが、摂取しなければ5倍太りやすくなることや、
腸を元気にするためにはやはり食事が重要だと聞くと、朝の時間の使い方を見直して朝食を必ず摂ろうと思いました。
 そして男性では72.14歳。女性では74.79歳と言われる健康寿命後も
人の手を借りずに生活が出来るか否かは筋力量との関わりが大きく、
30歳でピークを迎えその後落ちていく筋肉量を日々の運動で維持をする事も必要で、
運動は1日に合計で30分でもよいので、気が付いたらこまめに運動をした方が良い事も学びました。
 質疑応答を含めての2時間の中に上記の事以外に愛知の野菜摂取量の現状・野菜の保存法保からの料理法。
食事のとり方に対する考えと実践方法。特に朝食の重要性ついでは、
朝食は体を動かすエネルギー源として消化されてしまうことや、糖質カットダイエットの危険性、
また第2の脳と言われる腸を元気にするための「3つの力」そして睡眠を改善するための10か条など、
本当に多くの内容を、途中2回のストレッチタイムを挟んで楽しく終了しました。


正しい食事法で身体を健康に整えれば、心もきっと健康になり、健全な思考で仕事にも家庭生活にも向えるのではないかと思います。
タイトルでは楽しく終えてと強がりましたが、今回は切り口を変えて異業種から建築を見る内容となり、
建築士としてというより1人の生活者としての新たな発見が出来ました。
そして台風21号、24号と日本中に甚大な被害を与えられたあの時、防災意識・備えに当然ながらピリピリしていた心の中に、まずは日々を如何に健康で元気に暮らし、先の人生も運動等の努力しだいで楽しく動ける自分を想像できた良い時間ではなかったでしょうか。
私達建築士の住まいの提案の今後に繋がる講習会となりました。


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2018年09月30日

第28回全国女性建築士連絡協議会 高知大会 に参加して        谷村留都

全国的猛暑の7月28・29日、迷走台風との遭遇を心配しつつ高知に到着した。
帰りにとんだハプニングが起ころうとは、この時は知る由もなかった。

 開会式の後は宮城、福島、熊本の被災地報告の他、6月の大阪府北部地震の報告が加わった。
大阪府建築士会は応急危険度判定士の派遣協力協定を府、市と結んでいたので68名の派遣ができた。
ブロック塀の点検においても他団体と協同して1000件の調査を行ったなど、
日頃の活動が非常時の貢献につながった。
「無事は有事の如く、有事は無事の如く」
という久坂玄瑞の名言での締めくくりは印象的だった。

 基調講演は、高知を代表する建築家・山本長水氏の『一周おくれで先頭に 伝統こそ最先端』。
高知は森林率84%、まさに木の国、木がよく育つ環境であるが、
木でつくる伝統しかないとも言える。
近代建築に不可欠の鉄、ガラス、コンクリートは熱伝導率がよく、
湿気の多い高知には合わず、経済的にも木や土でつくるのが道理にかなっている。
氏の代表作である「かたつむり山荘」は林業会社の事務所で、
現場の山林の杉を葉枯らしをして、そのままつり上げ、放射線状に積み上げてつくられた。
製材するより、構造的に安定して安価である。
自然の木の面白さを生かした独特なスタイルは、その後の氏の定石となった。
土佐派と言われる現代の伝統型住宅、学会賞を受賞した高校の格技場や会社社屋など、
自然の地形を利用し、同じスタンス、経済性を念頭に合理的に設計された作品は伝統を超えた、
モダニズムの域に達していると感じられた。
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 翌日は恒例の分科会、愛知がコメンテーターとなる、
「高齢社会と住まい」の応援に参加した。
内容は愛知建築士会で発足した「福祉のすまい特別委員会」の根幹をなすテーマ、
『地域ケア会議に建築士が参加するとどんなよいことがあるか?』
を示唆する内容。
活動報告後のワークショップでは、介護保険制度に不慣れな建築士でも、
普段の仕事がアセスメント(評価)できる建築士の役割が、
実は地域包括ケアシステムの中で大きいということを認識した参加者が多く、
好評を得た。
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 1日目の夕方、多くのインフラがストップする事態となった。
おかげでキャンセルが出たエクスカーションに参加し、飛行機で帰るという、
想定外の締めくくりとなった。

 「土佐を旅するがは 予定は未定ちゅう おおらかな心でおらにゃーいかんぜよ」
と龍馬の声が聞こえたような…教訓!

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2018年08月29日

【活動報告】東海北陸ブロック会女性建築士協議会 平成30年度前期定例(富山)会議報告  杉原尚子

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6月23日(土)、平成30年度前期定例(富山)会議が、富山市のボルファートとやま9階の会議室で開催された。
愛知からは4人参加し、東海北陸ブロック全体で38人が参加した。
2月の岐阜での後期会議で集まって以来、4ヶ月ぶりに皆さんとお会いし、
30年度の事業計画や予算案の審議、今後の会議開催のありかた、
来年度に迫っている30周年事業についての協議など活発な意見交換がされた。

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 会議後は、徒歩にて富山県美術館へ。
途中環水公園もあり、時間があったらゆっくり散策して、
眺めがよいと言われているスターバックスでコーヒーが飲みたかったが、
雨もひどくなってきて富山県美術館に直行。
富山県美術館は平成29年8月に全面会館し、
鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)地上4階建て。設計は内藤廣建築設計事務所。
美術館職員の方や、富山県土木部営繕課の方の解説を聞きながら内部、外部の見学。
設計者の内藤廣氏の様々なこだわりを知ることができた。
見学途中から雨も上がり、オノマトペの屋上も見学することができた。
最初は霞んでいた立山連峰も見られた。
名古屋⇔富山の日帰り往復は時間的に大変だったが、次回またゆっくり訪れたいと思える素晴らしい眺めだった。
傘を貸してくださった富山のみなさんありがとうございました。

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次回の後期ブロック会議は三重で2月に開催予定だ。
その前には高知での全国女性建築士連絡協議会、埼玉での全国大会と、
色々な場所でまたみなさんと再会できる。
今後も様々な場所で懐かしい顔、新しい顔に出会い、互いに自己研鑽に努め、東海北陸ブロックの親交を深めていきたいと思う。



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2018年07月05日

平成30年度女性委員会オリエンテーションの報告           近藤美夏

新緑の瑞々しい4月14日、女性委員会の平成30年度オリエンテーションが開催されました。
今年は豊田スタジアムの会議室で行われ、19名の出席がありました。
新しく委員になられた方の自己紹介に続き、各委員が自己紹介をしました。
以前から参加されている方の新たな面を知ることができて、とても新鮮な印象を受けました。
会議では、本年度の女性委員会の通年テーマを「女性から見た生活学」とすることが決定されました。
数年来、イベントや研修を重ねている「住まい」や「防災」についても、座学で話を聞くだけでなく、実践的な研修やワークショップを計画し、より奥深く役に立つものにしたいとの思いが共有されました。

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その後、スタジアム内のレストランに移動して懇親会となりました。
大きなイベントがない日にもかかわらず、店内は満員で、美味しいランチと楽しい会話を満喫しました。
一面ガラス張りのリバーサイドの座席からは、近代的な橋の架かる矢作川の風景や豊田の街並みも一望でき、自然とテクノロジーの共存した地方都市の眺めが雨上がりに映えていました。
午後は豊田スタジアム内の施設見学で、貴賓室などのエリアも案内してくださいました。
マストからワイヤーで屋根を吊ることにより、観戦の妨げとなる柱を排した構造などハード面も興味深いものでした。
見事な天然芝をキープする為に温度や光の波長を日々調整されていたり、ウォーミングアップルームでは試合前の選手が集中力を高められるよう、照明や壁の色をあえて暗く設定しているなど、ソフト面での様々な工夫を教えていただきました。
特別に案内された貴賓室では品のある調度や高級素材の内装ディティールにワクワクし、見られる立場のVIPが姿勢を長時間楽に保てるよう設計された椅子の座りごこちも楽しみました。
来年開催されるラグビーワールドカップを豊田スタジアムで観戦してみたくなってきました。

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2018年05月29日

平成29年度見学講習会報告 出原彩子

去る3月7日、庭園見学会で川名山町の家を訪問した。
アプローチを進むとRC造の母屋と平屋の木造家屋が目に入る。
その建物と庭を通して、「家と庭の関係性」について作庭家の野村勘治先生に学んだ。
 講義では、「八事に構想された理想的な屋敷」が建てられるに至った名古屋東部の歴史に触れて、
その奥深さに引き込まれた。
 古くは鎌倉時代の和歌に鳴海浜の潮の音が聞こえる「音聞山」が詠われ、
江戸時代には風光明媚な行楽地になる。
そして昭和になると八事は分譲地として開かれ、
茶の湯の趣味人たちに人気の別宅地となった。
川名山町の家には、おおらかな茶の世界を反映した名古屋の屋敷の特徴がよく表れているということだった。
 建物は南垂れの敷地にあり、元々の植生を活かしながら花木や灌木を取り入れて作庭されている。
庭の中央部は開けて、両側に並んだ樹木に緩やかに下る庭の先へと視線を誘導されて熱田方面を望むことができる。
戦時中に建てられたという建物はこじんまりとしているけれど、
庭を楽しむための広い縁があったり沓脱に貴重な石が使われていたり、
珍しい富士山型の手水鉢があったり…
さりげない贅沢さがとても素敵だなと感じた。
 くつろいだ雰囲気の建物から眺める穏やかな風景。
3月に入ったとはいえまだ肌寒い日であったが、
咲き始めた河津桜が風景に彩りを添え、
春の訪れを感じることができた。
 昭和初期に開けた八事地区であるが、
当時の屋敷跡はマンションや、小区画に分割されて新しい家に建て替わってきている。
そんな近隣のざわめきをよそに、当時の暮らしや歴史の背景を留める川名山町の家には、
今でも穏やかな空気が流れていた。

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posted by afa at 16:37| 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする