2020年07月01日

令和2年度女性委員会オリエンテーションの報告           近藤美夏

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4月25日(土)、女性委員会の令和2年度オリエンテーションが開催されました。
ZoomのWeb会議システムを利用して行われ、電磁的審議(電子メールにての審議)も利用可能となりました。
参加者は23名でした。

同日には豊橋で交流会と見学会の開催予定もあったので楽しみにしていました。
すがすがしい風が吹き全国的に快晴で、
まさにお出かけ日和でしたがステイホーム期間真っ最中ということで残念ながら中止となり、
オンラインでのWeb会議のみとなりました。

令和2年度の活動計画は、全国女性建築士協議会の延期がすでに決まっていました。
その他の活動も、特に年度の前半では新型コロナウイルス感染症の影響による中止や延期、
内容の変更の可能性も考慮して柔軟に対応できるよう話し合いました。
講習会やセミナーの講師は県内を活動拠点にされている方を優先に探すことにしました。
また、昨年度の見学研修会での経験から県内にも優れた建築が多くあること、
地元でありながら気付かなかった良いところを認識することができたので、
今年の見学研修会も県内で計画することにしました。

「わたしらしい住まいづくり」は今年度で30回目を迎えます。
令和3年1月13日(水)から31日(日)まで名古屋都市センターでの開催を予定しています。
1月31日には上野千鶴子氏によるセミナーが計画されていますので今から楽しみです。
女性建築士の作品や活動報告のパネル展示に加えて、
女性建築士による建築相談会を昨年度は一定期間毎日開催したことによってとてもよい反響がありました。
それで今年度は建築相談会の日数や時間帯をどのように増やせるか今後検討することとなりました。
昨年度、図書館で開催した絵本の読み聞かせ&ワークショップについては、
すでに依頼がきている保育園があるということでした。
ありがたいと思うと同時に保育園児の年齢に合わせた工夫という新たな課題に取り組むことになりました。

今回は、初めてのWeb会議を利用したオリエンテーションでした。
まだシステムに慣れていない時期にもかかわらず、時間内にすべての話し合いが無事にできました。
あらかじめ資料が参加者にメール配信されていたので、各自が目を通してから会議に臨むことができました。
さらにWeb会議の画面共有による資料の説明も分かりやすく感じました。
感染症が収束してからも、Web会議システムを併用した集まりができればいいなあと思いました。
家族の世話や仕事の都合、移動時間などを考慮して、
参加をためらっていた女性建築士でも出席しやすくなると感じました。

残念な点があるとすれば、新しく委員になられた方の紹介や各委員の自己紹介をする時間までは割けず、会員相互の理解を深める場にはできなかったことでした。
また委員対象の会議でオブザーバー参加のお誘いができなかったのも残念でした。
思い起こせば、私が初めて女性委員会に参加したのもオブザーバー参加でした。
見学会の内容に魅力を感じ、休日を利用して交流会とセットで参加しました。
その際に先輩女性委員の皆さんの人柄に触れることができ、楽しそうで、しかもちゃんとまじめな会だなと思いました。
皆さんがそれぞれ、仕事や育児、介護といった状況で無理をせず、
出来る範囲で参加しておられると聞いて安心もしました。
新型コロナウイルスの影響が収束して、徐々に活動できるようになったら、あらためて交流を深めたいと思います。
ぜひ、多くの方の参加をお待ちしています。

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2020年05月01日

女性委員会 委員長挨拶                池沼靖子


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 今年度より女性委員会の委員長を務めさせていただくことになりました池沼靖子です。
 よろしくお願いいたします。

 19年前会社勤めを辞めて一人で仕事を始めたころ、
仕事では直接関わることのない女性建築士どうしの集まりが私の心の拠り所となりました。
その後結婚・出産して一旦仕事からも建築士会からも遠ざかってしまい、
要領の悪い私はなかなか再開できずにいました。
そんな時声をかけて下さったのが女性委員会の方で、
まずは引きこもりから脱出しようと建築士会の活動に再び加わりました。
会社勤めをしながら仕事後の時間と休日を利用してイベントの企画・準備をする人、
子どもを抱きながら会議に出席する人、
事務所を切り盛りしながらも活動を引っ張っている人、
様々な人生の段階にある女性建築士が集まる場所がとても刺激になりました。

会社勤めが短かった私は、女性委員会の活動を通して様々な経験をさせていただきました。
愛知の建築原稿作成をはじめ委員会会議の司会進行、
セミナーやワークショップの企画・準備からデータのまとめ・報告書の作成まで、
初めてのことばかりでしたが先輩方にご指導いただきながら、
今ではなんとか役割を果たせるようになってきたのではないかと思っています。

仕事の方では下請け業務が多く建築業界に貢献するには程遠い状態ですが、
時間に余裕がある今だからこそできることがあると思い今回の大役をお引き受けさせていただくこととしました。
至らないところばかりですが精いっぱい務めさせていただきます。

 さて、女性委員会では毎年いくつかのイベントを開催しています。
昨年度は防災セミナー、パーステクニックや住まいの絵本の講習会、
名古屋市市政資料館や碧南市哲学たいけん村無我苑など施設見学会のほか、
毎年恒例のわたしらしい住まいづくりでは女性建築士の作品パネル展とセミナーにあわせて絵本の読み聞かせ&ワークショップも行いました。
建築関係の方のみならず一般の方、子どもたちにも参加していただき、
建築やまちづくりに興味を持っていただけたのではないかと思っています。
今年度も多様なイベントを企画していますので、是非一度ホームページ等をご覧いただき顔を出して頂けたら嬉しいです。
また女性委員会は建築士会東海北陸ブロック会女性建築士協議会、
全国女性建築士連絡協議会、建築士会全国大会にも出席し、
他県の女性建築士の活動報告を聞き意見交換をして、
それを参考に愛知県での活動をより意義あるものにするように努めています。

 何のために女性委員会の活動に参加しているのか?一言では言い表せませんが、
例えばワークショップのテーマとして取り上げようと調べたこれからの日本の変化と建築士のあり方とか、
遠い存在だった講師の先生方と直接お会いしてお聞きした話とか、
普段考えたり経験したりすることのないその一つ一つが私にとってとても貴重な宝物であり、
自分の人生を豊かにしてくれている事だけは間違いないと感じています。


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2020年04月01日

わたしらしい住まいづくりセミナー「なぜ今、リノベーションを考えるのか」報告 佐藤直子

 令和2年2月1日、第29回わたしらしい住まいづくりのセミナーに、ブルースタジオの大島芳彦先生をお迎えしました。

 タイトルは「なぜ今、リノベーションを考えるのか」

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 日本は空き家の活用ができていません。日本に‘空き家は資本’という考え方はなく、500兆円の経済損失と言われています。
新築を建てた瞬間から価値はどんどん下がっていく…。
 中古住宅の流通が健全な米国はそういった損失はないのです。我が国もそこをなんとかできないものでしょうか。

 敷地に価値のある時代は終わり、地域に価値を見出す時代となっていきます。
そして、作る時代から使いこなす時代へシフトしていくのです。そこで、リノベーションがカギを握るのです。
 リノベーションとリフォームは根本が違います。
Re inovation (経営改善.マネジメント.暮らしの編集―建築的行為のみにあらず)
Re form(仕立て直す)
つまり地域経営、都市経営という発想がリノベーションです。
 物件の価値は人によって違い、コミュニケーションによりその地域の一貫性が生まれます。関係性のリ・デザインが、持続可能な街の元となります。そして、
あなたでなければ、
ここでなければ、
今でなければ
というビジョンを構築し、共感を取り戻すことがその第一歩となるのです。

 大島先生が手掛けた事例の数々は、高齢化などで閑散としてしまった駅前立地の企業の団地、
歯抜け状態になった民間の賃貸マンション、
過疎の町の廃校になった小学校…。
どうしようもない社会のお荷物となったエリアや建物を、地域経営の考え方でものの見事に再生させています。
住民を増やし若返らせ、人気スポットにさえなっているのです。
 日常を見直し、あるものを見つける。生活の蓄積が用の美を創り出します。
 今までの常識や考え方を変える必要性を認識し、今後の仕事に活かしていきたいと思いました。
身に詰まる質疑も多く、やや時間延長気味になる程で、受講者皆が何かを強く感じた、とても素晴らしいセミナーでした。

 大島先生と委員会の皆様に厚く御礼申し上げます。

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2020年03月31日

第29回 わたしらしい住まいづくり イベント報告      高比良実紀

 今年度は1月25日から港図書館との共催企画「住まいの絵本 読み聞かせ&ワークショップ」でスタートし、
1月28日から2月9日まで名古屋都市センターまちづくり広場にて女性建築士の作品、活動紹介パネル展示と一般向けに住まいの無料相談会を、
2月1日にはセミナーを開催し、多くの方にお越しいただきました。
 たくさんの方にご参加、ご協力いただきましたことを心より感謝申し上げます。

■ 住まいの絵本読み聞かせ&ワークショップ 「ちいさいおうち」どこにたてる?

「ちいさいおうち」の読み聞かせ
 場面に合わせて三輪氏の制作した木のおもちゃが登場。
みんな物語の世界に見入っていました。
 港図書館さんには、住まいの絵本をご紹介いただきました。

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 ワークショップでは折り紙のちいさいおうちを地図上の好きな場所に建てて、自由に周りを描きました。
 子どもも大人も時間を忘れるほど夢中になって、楽しくておもしろい町ができました。
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■ 女性建築士の作品・活動紹介パネル展示

 今年度はセミナーに絡め「リノベーション」をテーマにパネル展示を行いました。
 耐震改修、住み手の世代交代、暮らし方の変化に合わせた改修など、建物や住み手による課題に女性建築士ならではの提案が盛り込まれた作品が並び、見ごたえのある展示となりました。
 テーマであるリフォーム・リノベーションの展示の他にも手掛けた建物、活動などを紹介し、建築士の活動を知っていただく良い機会となり、アンケートでは満足度・また見たい・女性建築士に興味があるという統計を約8割いただけました。

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■ 住まいの無料相談会

また、住まいの無料相談会には、パネル展をご覧になってお越しになった方が数組いらっしゃり、
女性という立場、専門家としての経験と特徴を活かすことができた相談会になりました。


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2020年03月06日

「すぐに役立つパーステクニック」講習会の報告   吉野純子

 令和元年12月15日(日)に、女性委員会主催の「すぐに役立つパーステクニック」講習会を開催しました。
前回も大好評だったパース講習会ですが、今回も老若男女16名の参加者がありました。
 講師の酒井ゆり菜先生は、女性委員会の仲間でもあります。
普段一緒に委員会活動をしていても、なかなか具体的に教えていただくことはできないので、とてもいい機会でした。
酒井さん(講師の先生ですが、普段呼びなれた敬称で失礼します)は手描きやCGパース作成、
それに水彩スケッチの講師も務めていらっしゃいます。昨年出産を期に独立されて、
今は幼子を育てながら活躍されています。

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  講習では、室内パースを鉛筆一本で仕上げていくことを目指しました。
今回の題材はLDKで、家具や小物も描いていきます。
まず、見せたいポイントをしっかり考えて構図を決めます。
正面より視点を左右に振った方が絵に動きが出ます。
逆に重厚感を出したいときは正面からの絵にします。
次に目線と消点を決めて、グリッドで切って部屋を描きます。
そこに壁の凹凸や窓などの建築的な要素と、家具や小物などインテリア的な要素を入れていきます。
格好良く仕上がる線の描き方や影の付け方のテクニックも具体的に教えていただきました。

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  説明を聞きながら、実践で手を動かして描いていくのですが、
2時間半の講習があっという間でした。
もっとたっぷり時間があってもいい!と思えるほど楽しく集中しました。
私は普段からお客様へのプレゼンで、手書きのパースを描いています。
しかし感覚的にやっていた部分も多くありました。
今回パーステクニックとして理論的に教えていただいて、
なるほど!と思う部分がいくつもあり、意識して描くことも大事だと感じました。
 とはいえ、手書き線のニュアンス、影のつけ方、鉛筆のタッチの具合によってパースの雰囲気は違ってきます。
同じ室内のパースを描いているつもりでも、酒井さんの描いた見本のように「雰囲気のあるパース」にはならない…。
とにかく機会を作って何度でも描いていくことで上達するとのことなので、
どんどん描いて、満足いくパースを仕上げられるようになりたいです。

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