令和3年2月27日(土)に東海北陸ブロック会女性建築士協議会令和2年度後期石川大会がオンラインにて開催されました。
例年ですと開催地へ赴き、2日に渡り行われ、分科会が開催されます。
しかしながら、今年は、リモートでの会議となりました。
愛知県からは委員長はじめ6名が出席し、その他の県からは、静岡県を除く5県から26名出席しました。
事前に会の資料を郵送でお送りいただきました。
その折に、開催予定でありました七尾市のお菓子をお送りいただきました。
「大豆あめ(まめあめ)」といい、きなこと水あめで作られたお菓子です。
この豆あめは、お茶屋さんがお菓子屋さんと共同で作られたものです。
お茶の文化が浸透している七尾ならではのお菓子でした。
小袋にはいった抹茶を大きい袋にいれてよく“ふりふり”していただきました。
午前の定例会議では、連合会女性委員会から、昨年の11月21日(土)に初めて、Zoomによる令和2年全国女性委員長(部会長)会議を開催し、64名(連合会事務局を含む)が参加されたことが報告されました。
昨年7月まで連合会女性委員長であったので、全国女性建築士連絡協議会の中止が余儀なくされ、
とても残念に思っていましたが、11月に委員長(部会長)会議が実施されたとの報告は朗報でした。
昨年は連合会女性委員会にとっても30年という節目の年にあたり、
ポスターセッションという形で各県の活動報告を全国女性建築士連絡協議会で展示する予定でした。
現在このポスターをWEBサイトで見ることができますので、ぜひご覧ください。
午後のブロック事業では、各県女性委員会の今年度の活動報告がありました。
コロナ禍にあって、活動がままならない状況ですが、
比較的影響の少なかった北陸地方ではいくつかの活動が実施されましたので、
北陸3県の活動をご紹介します。
富山県では、女性委員会たよりを昨年の10月に発行しています。
機関紙の発行は情報手段として、意義のあることです。
福井県では長年、住教育事業を行なっており、昨年の10月に小学校の3、4年生対象に開催されました。
建築士として、住教育を小学生に指導する事業を継続して行っていることも素晴らしい事業であるといつも思っております。
石川県は今回の開催県であることにより、この準備ためにご尽力いただきました。
その後『女性委員会の「これまで」と「いま」と「これから」コロナ後の世界に向けて』というテーマで
意見交換が行われました。コロナ禍での今年度活動で苦労したこと、良かったことなどを発表し、
今後の活動にどのように取り入れていくかなどを話し合いました。
苦労した点として、
・何がよいのか、何ができるのか常に模索していた。
・事業自体を、開催するか否かの判断が必要だった。
・Web(オンラインツール)を使えるようになるまで時間を要した。
良かった点として、
・Webセミナーには全国各地参加があり、他県の建築士会と交流を持てた。
・Web会議にすることで、交通費や移動時間の軽減ができた。
・事前にWebでのスケジュール調整等を活用し、ほぼ全員出席の会議が開催できた。
・三重県女性委員会では、これを機に全員のメールアドレスを取得できたので、
これからそれらを活かして活動していきたいとのことだった。
また、建築士会の活動で感じていることの中で、会員減少する中、
各県が会員拡大をどのように取り組んでいるか、建築士会に入った理由についての発言もなされました。
最後に静岡県に女性の委員会がなく、女性建築士の会議への出席がないことが話題となりました。
全国女性建築士連絡協議会の折にも47士会の中で1士会のみ出席されないので、
やはり、残念だと感じます。ぜひ、今後の参加を期待したく存じます。