協議会は、東海北陸6県(石川・岐阜・三重・福井・愛知・富山)で構成され、定例会議は各県代表2名の運営委員とオブザ−バ−を含む23名が出席して行われた。会議ではまず報告事項として、各県女性委員会の今年度活動計画が報告された。
岐阜県は長年継続的にバリアフリ−調査を続ける中、今年は垂水鉄道を調査するとのこと。福井県は小学校とコラボレ−ションして、「木の授業」と題して子ども達に木のことをもっと知ってもらおうとワ−クショップを計画中。石川県は毎年開催しているお茶室見学会やお茶会を今年も開催予定で、新たにFacebookも立ち上げたとのことだった。三重県は専門家として今さら聞けないことをもう一度学ぼうということで、「今さら勉強会」を開催予定。富山県は東日本大震災直後から続けている東北訪問の三回目を開催するなど、各県様々研修会や事業計画が紹介された。
次に、審議では平成24年度事業報告、収支決算報告、平成25年度の事業計画や収支予算等が承認された。続いて協議事項では、本年度の後期ブロック大会、分科会等について協議された。後期ブロック大会は、「低迷する観光業を再び魅力あるものにする為の取り組み」をテーマに、石川県加賀市 山代温泉にて開催するとの報告が石川県からあっ た。また、福井県からは分科会について、「木の授業」を題材に、小学校での授業の報告やワ−クショップの開催も検討中との話があった。
【富山会議】
会議終了後は、「金屋町」の町並み見学会に参加した。金屋町は全国で初めて「鋳物師町(いもじまち)」として、昨年末に重要伝統的建造物群保存地区に選定された地区である。敷地は短冊形で、通りに 面して切妻造平入りの主屋が建ち、中庭を挟んで後ろに土蔵が建っており、「さまのこ」と呼ばれる千本格子や二階には袖壁が設けられているのが特徴の町並みである。
金屋町は、東海北陸ブロック会議にはじめて参加した平成11年の富山大会のときにも、足早ではあったが見学したことがある。当時、地域住民が長年に亘り、積極的な保存活動をしていると聞いていたので、10年を経過して見学するのは楽しみであった。町並みを歩いてみると、町家が凛とした姿で建っていた。店やギャラリ−も点在し、着実に町並の保存・ 活用が進んでいることを実感した。また、町家にある茶室を拝見しながらご主人の話も聴くことができ、 内容の濃い見学会だった。
東海北陸ブロック会議は各県の女性建築士の交流、情報交換の場であり、 視野を広げ研鑽を積む場だと考える。これからも益々活発に活動をして欲しいと思う。
【金屋町】

