2019年04月01日

【活動報告】「第28回わたしらしい住まいづくり」の報告            竹中 美智子

「わたしらしい住まいづくり」も今年で28回目となりました。
 今年は、不便益の研究をされている川上浩司氏のセミナーのほか、
木のおもちゃ作家三輪義信氏を迎えて住まいの絵本読み聞かせ会やすまいの相談会など盛りだくさんの企画で開催されました。
 1月19日(土)午前11時からは、女性建築士による「ちいさいおうち(バージニア・リー・バートン文・絵 石井桃子訳 岩波出版)」の読み聞かせが行われました。
都市化により自然環境が失われるという、
住まいにおける環境の大切さを考えさせられる物語なのですが、
三輪義信氏の木のおもちゃがストーリーにあわせて登場するので、
参加した子どもたちの興味はより深くなっていきました。
最後にちいさいおうちが田舎に曳家されるときは、
大きく頷く大人たちもいたほどです。

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 午後からは、京都大学デザイン学ユニット特任教授の川上浩司氏をお招きし、
「不便益なモノゴトのデザイン」という講演が行われました。
世の中の自動化が進み、ITやロボットに人間の仕事が変わっていくこと、
便利になることによる弊害(例:車が自動運転になったら運転手から監視員という役割に変わっていくので、
単に安全確認だけをしたらよいという職業ではモチベーションが下がってしまうだろう)が起こる。
身についたことは忘れない(例:昔は家族や恋人の電話番号を暗記していた)など、
不便益なことをすると
「発見できる」「上達できる」
「俺だけ感がある」「安心できる」
「(不便を解決しようと)工夫・発見できる」
などの有益なことがあるという、
手をかけ頭を使うことの意義を教えてもらいました。
建築の中では、すべてを便利なものにしてしまうのではなく、
不便益なものをうまく組み合わせることがよいという提案は、参考になりました。

わたすま講義2.jpg わたすま講義.jpg


posted by afa at 00:00| 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする