2019年02月01日

【活動報告】平成30年度女性委員会 見学研修会に参加して             下村明子

12月1日、大阪の万博記念公園にある太陽の塔と宇治市の松殿山荘へ向け、幼児を含む38名で貸切りバスにて出掛けました。

PC011307太陽の塔集合写真横長.JPG

万博記念公園内はちょうど紅葉が見ごろで、赤や黄色に色づいた森の中を野鳥のさえずりと共に散策した後、太陽の塔を見学しました。
塔内部に作られた巨大なオブジェである「生命の樹」とそれに貼り付く「33種類のいきもの」は劣化部分の補修を経て1970年の万博当時の展示が再現されましたが、当時5基あったエスカレーターのうち4基は塔の軽量化を図るため階段に変わり、右腕内にあった1基は撤去されました。
塔は万博当時、塔を取り囲む大屋根上のイベント会場に客を運ぶ縦通路として作られたことを初めて知りましたが、それはきっとわくわくする通過動線であったのでしょう。大空へと伸びるエスカレーターに乗って大屋根へ向かう、当時の人々の高揚感を想像しました。

そして初めて訪れた太陽の塔に感動を覚えながら宇治市の松殿山荘へ。

松殿山荘_丸と四角のデザイン.JPG

坂道を歩いていくと、開発中の住宅地を背に突如緑豊かな別荘地を思わせるような敷地への入口が現れ、それに驚かされながら進んだ先の大門をくぐると間もなく大玄関の前へ到着しました。
この山荘は今から約100年前に広く行われていた小間の茶だけでなく、茶道の起源である広間の茶(書院式)を広めるため、山荘流茶道の流祖である高谷宗範自らが建物と庭園の設計を行なったもので、17席の茶室があります。中でも30畳の広間を持つ大書院は5間通しの鴨居を使用することで、庭園と広間が一体化した広大な空間を作り出していました。
さらに「心は円満に丸く、行いは常に正しく四角く」という方円の思想から、建物や庭園の形状から建具や手すりなどのまで、いたるところに丸と四角を対にしたデザインが見受けられ、それらを探しながらの見学も楽しみのひとつとなりました。

駆け足で巡った見学研修会でしたが、見どころ満載でとても充実した時間となりました。

posted by afa at 10:31| 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【活動報告】防災セミナー「高めよう こころの減災能力」に参加して   佐藤百世

平成30年11月13日(火)8回目となった今回は、名古屋大学・心の発達支援研究実践センターの松本真理子教授をお迎えして「高めようこころの減災〜災害時、自分自身で心を守るためには〜」という内容でお話を伺いました。

PB131277(講師写真アップ).JPG

防災減災というと建物の耐震や防災用品などハード面を考えがちです。もちろん命を守るためにそれらが優先されることはいうまでもありませんが、それに加えて災害を体験することで起こる心の問題やストレスといった心の変化を知りそこからどうすれば回復するかを知ることで心の減災能力を高めようというのが今回のテーマでした。

私は幸いにも避難生活を強いられるような災害を体験していませんが、東日本大震災の時はテレビなどを通じて災害の大きさを知るだけでも、自分の気持ちが乱れていつもとは違う感覚になったことを覚えています。こういった心理的な反応は異常なことではなく正常な反応ですが、それが1か月以上続くようなことがあるとPTSDと言われ生活にも支障が出ることもあるそうです。

心理的な危機から回復するために必要なことは、衣食住といったインフラの整備による安心安全の保障、それに加えて他者からのサポート、そして自分でストレスへの対処法を知り自己コントロール感を回復することも必要とのことでした。ストレスは災害時だけでなく日常生活でもありますが、自分で自分のストレスを解消できる手段を持っているということは災害時でも重要なことのようです。

ストレスへの対処法として「10秒呼吸法」を教えていただきみなさんで実践しました。(「10秒呼吸法」で検索すると出てきますのでみなさんもやってみてください。)呼吸法はヨガや瞑想でも行ったことがありますが、緊張をほぐし心が落ち着いていきます。こういったストレスからの自己回復力が向上することは災害時に役立つだけでなく自尊感情の向上・自己肯定感の向上にも繋がるとのこと。自己肯定感を高めたいと日頃から思っている私には興味深いお話でした。

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後半は松本先生が取り組んでいらっしゃるフィンランドと日本の教育の比較についてもお話いただきました。印象的だったのは、日本の中学2年生の自尊感情が低い、学校が楽しいと思っている子供は日本のほうが多い、ということです。フィンランドは「学校は勉強するところ」という意識のようで先生も勉強を教えることだけを考えており友人関係を含め学校生活という意識は無いように感じました。

子どもの心は取りまく環境の影響を受けて育つ、子どもの環境としての大人である私たちの心のありかたはどうなのか、という松本先生の最後の言葉に防災減災だけではなく心の健康を保つということを考えさせられたお話でした。

posted by afa at 10:13| 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする